当ホームページを観覧いただきありがとうございます。
近年の加速する技術の進歩のおかげで、我々の生活は大変便利になりました。
特にITの分野に関しては眼を見張りますね。
その反面、年々私には人と人との繋がりが希薄になってきているのではないかな、、
思いやりが足りない人々が増えているのではないかな、、:
というような思いが以前からありました。

このサービスを本格的に始めたきっかけは、一人の男性と出会った事でした。
その男性は膵臓に重い病気を患っており、余命もそんなにはない状態でした。
そんなに親しい間柄ではなかったのですがある日、その男性から相談を受けました。

その頃の私は人探し専門の興信所で調査員として活動をしていたので知人からの紹介で相談が来ました。

依頼内容は「別れて暮らしている家族との最後の再会」でした。
男性は20年以上前に奥さんとは離婚しておりそれからは一人暮らしだったようです。

余命宣告を受けている男性には時間がありませんでした。
私はすぐに男性の依頼を受け調査に乗り出し情報量が少ない中、何とかご家族を見つけることに成功しました。

そしてすぐに事情をお話して最後のワガママを聞いてあげてほしいとご家族に交渉しました。

ご家族は最初は戸惑っていましたが、最終的には男性に会う事を承諾してくれました。

離婚の原因は男性の事業の失敗。金銭関係だったそうですが、男性の事業が失敗し家族に迷惑をかけたくないと
男性は自分から家族を捨て一人暮らしていた事を20年越しに家族は知ることとなります。

20年ぶりに再会した男性とご家族は、全員が無言で涙を流していました。
私はそんなご家族をそっと離れた場所から見つめていました。

男性が息をひきとる前の最後の会話。
「こんな素晴らしい事をしてくれる会社は世界中どこにでもないから、あなたがそのパイオニアになりなさい。
独立して企業しなさい。私は最後にあなたに出会えて運が良かった。
もしあなたに会っていなければ一人孤独と共に死を迎えることになっていたはず、、本当にありがとう」
と熱く私に話してくれました。

目頭が猛烈に熱くなったのを覚えています。

感動の再会から一週間後、男性は私と家族の方々に見守られながら息を引き取りました。。

自分がしたことがこんなにも感謝をされたこと。これから死を迎える人間に勇気を与えられたこと。
自分の一生涯の仕事にしよう。。と心に決めた瞬間でした。。

何か人に感動を与えられる事でその人の人生に少しでも勇気や希望を与えたいという思いから、
数年の準備を経て本サービスを本格始動するに至りました。
これからもスタッフ一同、皆様に感動、感激を与えられる仕事を一所懸命にしていく所存でございます。

何卒、よろしくお願い申し上げます。