家族を探す
幼少の頃に離れて暮らすことになった母親と再会し、結婚式に出席してもらいたい
- ご依頼人
- 安藤 和人 様(仮名) 【年齢】27歳 【性別】男性
- 捜索対象者
- 柴田 幸代 様(仮名) 【年齢】56歳 【性別】女性
- 関係性
- 親子
- ご依頼内容
- 幼少の頃に離れて暮らすことになった母親と再会し、結婚式に出席してもらいたい
今回のご依頼人様は、20代男性の安藤様(以下、ご依頼人様)です。
ご依頼内容は、「幼少の頃に両親が離婚してしまい、離れて暮らすことになった母親と再会し結婚式に出席してもらいたい」との事でした。
「あの人は今・・・」運営事務局は、お電話にてヒアリングを行なった後、専門カウンセラーにて対面のカウンセリングを実施。そこで詳しい内容をお伺いしました。
幼稚園の年中の時、ご依頼人様のご両親は夫婦仲が悪く頻繁に夫婦喧嘩をしていたそうです。
そしてついには、離婚することになってしまいご依頼人様は父親と祖父母と暮らすことになったそうです。
両親の離婚後、母親である柴田さんとは1ヶ月に1度程のペースでお会いしていたそうですが、ご依頼人様が小学校の2年生になる頃から会う機会が減っていき、3年生になる頃にはほとんど会わなくなっていたそうです。
ご依頼人様も当時は、小学生2年生の頃から野球を始めクラブ活動に励んでいたそうで、当時は母親と会わなくなることに寂しさを感じなかったそうです。
また小学4年生の頃に、父親が再婚し新しい環境に馴染むことに精一杯だったそうです。
そして母親に会わないまま時は過ぎ、高校・大学と卒業し社会人となったそうですが、母親のことを忘れることはなく心のどこかに存在があったそうです。
その後、社会人になり結婚を意識する彼女にめぐり合い、1年ほど前にプロポーズし彼女も了解してくれたそうです。
そして結婚の準備を進めていくうちに、「自分の子供のように育ててくれた義母と一緒に、産んでくれた母親にも結婚式に出席してもらい自分の晴れ姿を見てほしい。」と思ったそうです。
そのことについて彼女に相談すると彼女も同意してくれ、まずは父親に話をしたそうです。
父親に話をすると、最初は義母のことを考え拒否されたそうですが、ご依頼人様の強い気持ちを感じ取り了解してくれたそうです。
義母にも話をし、義母のことも大切に思っていることを伝えその上で本当の母親にも自分の晴れ姿を見て欲しいとの思いを伝え、気持ちを感じとてくれた義母も許してくれたそうです。
そして母親を探すために、父親から以前の連絡先などを聞き連絡を取ってみたそうですが、連絡は取れずその他にも手を尽くし連絡を取って見たそうですが見つからなかったそうです。
結婚式の日取りも近づき途方に暮れていた時に、弊社の広告を偶然目にし、すぐに「あの人は今・・・」運営事務局へ相談されたそうです。事情をお聞きした「あの人は今・・・」運営事務局は、いくつかのプランをご提案。その中からご依頼人様にとって最良のものを選んで頂きました。まずはお相手の方を捜す事から始まりました。
お母様に最後に会ったのは、約20年前という事で調査は難航するかに思えましたが、「あの人は今・・・」調査チームの地道な情報収集により、1ヶ月ほどでお母様の所在を特定することができました。
お母様は、現在は再婚され地方にて再婚相手と2人の息子さんと暮らされていることがわかりました。
お母様の現在の生活も考え、ご依頼人様の結婚式に出席してもらえるよう粘り強く交渉を行なった結果、誠実な対応で向き合う「あの人は今・・・」スタッフを信頼していただき、お母様は「義母のことを考え式には出席できないが、結婚式の前にお嫁さんと3人で会いたい」と再会への承諾を得ることができました。
その後、すぐにご依頼人様に報告し、当日の段取りを説明すると嬉しそうであり気を使うお母様に寂しさも感じているようでした。
20年ぶりの再会ということで、「あの人は今・・・」スタッフ同席し会話のサポートを行うことにしました。
そして数日後、某ホテルのロビーにて2人は再会を果たしました。
初めは、20年ぶりの再会ということで緊張されていましたが「あの人は今・・・」スタッフが会話の流れを作り、徐々に普通の会話ができるようになりました。
お母様が「ずっと気になってたけど、お父さんが再婚することを聞いて私がいると相手の邪魔になると思って会わないようにしたのよ。でも本当はあなたの成長を近くで見たかったの。」と話されました。
ご依頼人様は、「俺もあの頃は野球が楽しかったし、子供ながらに義母に気を使ってたのもあってお母さんの話をしないようにしてたんだ。でも本当は会いたかったんだよ。」と話され今の思いを伝えられていました。
その後ご依頼人様から、結婚されるお嫁さんをご紹介しお母様は「こんなに綺麗な人と結婚するなんて、私が言うのもなんだけど大切にするのよ。お母さんとお父さんは別れてしまったけど、あなた達はお互いを想い合って暮らしていくのよ。」と優しく言われました。
ご依頼人様も、「これからも、たまにでいいから会って欲しい。俺たちに子供ができたらお母さんに見せたいんだ。結婚式は残念だけど、式とは別に写真撮影するからその時に来て欲しい。」と話されお母様もそれに了承されていました。
それからは、会っていなかった時間を埋めるようにこれまでのことを話され、親子としての絆を改めて確かめているようでした。
最後に連絡先を交換し合ったことで、今回の再会プランは終了となりました。
その後、結婚式の前にお母様と写真撮影されたほか、月に1度は食事に行かれるなど親子としての時間を取り戻しているようです。
ご依頼人様とお母様のわだかまりもなく、親子としての関係を取り戻せたことに、我々も心が温かくなりました。
長い間会えなくとも、血の繋がった親子ですので直接会話すればすぐに親子の関係に戻れるはずです。
会いたいと思ったら、まずは再会を考えてみてはいかがでしょうか?